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フランダースの犬の中に絵を描くヒントを模索中。
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アロアのモデルは前年のハイジのパイロットフィルムに使われた
森やすじ先生の作成されたハイジがモデルと見て取れます。

※ユキちゃんを抱いている同じ構図があります。
なおこのオランダの民族衣装は、ベルギーでは浸透していない
ため、本国では受け入れにくい部分があったそうですが、前の記事のとおりフランダースの犬のアニメは80年代のベルギー観光を賑わした大きな動機ともなっています。

この古典的な原作を7~90年代日本で具体的なキャラクターとしての姿で描いたアニメ作品群が、ある種の本物の史実として
現代の実写映画に投影されていたりもします。
知られれば知られるほどに、ハイジやフランダースの犬、世界名作劇場は実在の人物以上に存在しているのです。

その反面、昔から多くの人に愛された作品やキャラクターがいつまでも側にいることは、当たり前の事じゃないと感じます。


ここからは少し不快に思われる方がおられるかもしれないので
クッション置いておきます。



このブログを読む方々にとって、1975年に日本アニメーションが
設立され、元瑞鷹エンタープライズと長い間ハイジの著作権問題があったことは周知の事実でしょう。
現在はショート向けのアニメ映像制作と、既存の作品の広報に力を入れているように伺えます。

今日CMで流れる、ハイジ村がある、たくさんの時代に合わせたおしゃれなグッズがある、ハイジが定期的に人通りの多い場所に顔を出せるのはひとえに瑞鷹株式会社のものだからだと思います。
今年開催された、浜松市美術館のハイジ展の図録を見るに、今ここの時代にこの規模でハイジ展ができる喜びは制作陣にとってもファンにとっても計り知れないものだろうと感じました。
世界名作劇場ひとつひとつにもこんな豊富な資料があるはずで、各作品ごとの展示会ができればいいのにと感じます。

そんな展示会が開催される日は来ないのかもしれませんが、想像することや、文章にしたためてみるくらいは許してください。
きっと同士が少しはいるかと思います。
それを見たい、知りたい、と願うファンは絶対にいる。
アニメ配信だけにとどまらない、世間への呼びかけは
新たなファンを生み出すきっかけになります。

展示会とはいかないまでも、そういう世間に向けての発信が定期的に行われていたなら昨今の世の人が、作品全体を知らないで、昇天シーンをいじり倒すだけのようなフランダースの犬の知り方にならなかったのではないかとさえ思います。

世界名作劇場としてかつて存在していた一連の作品の中にも、原作の権利の関係で現在販売、配信ができないものは少なからずあります。そして今後も増える可能性があります。
権利関連を調べていく度、幼少期の思い出に二度と再会できない現状を知っていくのです。

作品の最終回は最後ではなく、誕生とも思えます。世間の記憶から完全に消えた時が本当の最後かもしれません。
ネロとパトラッシュは幸い今もファミリーカレンダーで毎年笑っていますが、
世の中に絶対なんてないのだから先駆者様に感謝しつつ、全てのなつかし系を愛する人が好きな作品と一緒に明日も過ごせるようにと願わずにはいられません。

瑞鷹株式会社wiki
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プロフィール
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ぽこ
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性別:
非公開
自己紹介:
絵を描くことが大好き。
去年フランダースの犬(1975)を視聴したことで主人公ネロの生まれながらの絵描き魂と作品のもつメッセージに魅了される。
Twitterでは伝えきれない部分を書いていきます。
他の世界名作劇場ではペリーヌ物語が好き。
P R
Admin / Write
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