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1975年、日本中の大半の人々は毎週1話ずつ生活とともに世界名作劇場「フランダースの犬」の世界を見守り続けていました。
2022年、Googleアラートに載る記事では、この作品を罵る文面をしばし見ます。
「誰かの慈悲を待ってでもいるかのような、行動を起こせない姿勢」
全体を視聴すれば、ネロがいかに表現者の持つ特有の繊細で、頭より先に心で行動できる力を持っている子どもであるかがわかるはずです。
弱い?ギャングになってでも生きろ?そんなの通用しない一貫した強さがあるのです。
パトラッシュを助けたことも、最後まで思い出の家に住みたかったことも。
端から見れば無謀と言われたらそれまでかもしれませんが、あのストーリー構成になっているからこそネロ自身の持つやさしさと絵描きとしての意志を貫く強い強い人物像が輝いて見えます。
その魅力は、娯楽が多種多様にわたって選べる時代にも通用するものだと感じます。
豊かな時代になっても表面上見えないものたりなさを感じる日々の中で、
やっと見つけました。
昨今の手に届かないステージ上の推しを想って楽しさや寂しさを感じるのも一興かもしれませんが、
自分の日々の暮らしの中で寄添うような作品を楽しみ、気持ちを発信するのも1つの形ではないかと。
2022年にこのブログを見つけた方に
世界名作劇場「フランダースの犬」(1975)のストーリーを読み解いてまとめていくことで、
年末の感動アニメランキングで根付いてしまった「死ネタ、天使ネタ等」負の印象が少しでも変ればと思います。
更新不定期、思いついた順にどこまでも。
ちなみに今年は原作誕生150周年だそうです。
尚、壮大なネタバレを含むため
現在放送中のTOKYOMX版を楽しみたい方は非推奨です。
よろしくお願いいたします。
去年フランダースの犬(1975)を視聴したことで主人公ネロの生まれながらの絵描き魂と作品のもつメッセージに魅了される。
Twitterでは伝えきれない部分を書いていきます。
他の世界名作劇場ではペリーヌ物語が好き。